十九世紀モンゴル文学の最高峰——インジャンナシ(ᠢᠨᠵᠠᠨᠨᠠᠰᠢ; 尹湛納希、1837~1896)が描いた長編歴史演義小説。
『ホホ・ソダル(ᠬᠥᠬᠡ ᠰᠤᠳᠤᠷ)』は、チンギス・ハーンの誕生から死まで、そしてオゴタイ・ハーン時代初期に至るモンゴル帝国の興隆を描いた作品である。
インジャンナシは父ワンチンバルの遺稿を受け継ぎ、モンゴルの史書と漢文小説の技法を融合させて、1871年にこの物語を完成させた。
全百二十四回の構想で執筆が始まったが、現存するのは六十九回のみ。
それでもなお、モンゴル文学史上初の長編歴史小説として、民族の記憶を文字に刻み続けている。
本サイトでは、この歴史的傑作の日本語訳を順次公開する。