🎯 概要
モンゴル民族の伝統的な外衣で、男女共通の長いローブ。右前合わせで、布製のボタンや留め具で留める。遊牧生活に適した機能的なデザインで、夏用の薄手から冬用の毛皮製まで多様な種類がある。
📖 詳細
基本構造
デールは一枚の長い布で作られ、右側を左側に重ねて着用する。襟は高く、首を寒さから守る。袖は長めで、手首を覆う。腰には布製の帯(ブス)を巻き、刀・火打石・嗅ぎタバコ入れなどを携帯する。
種類と用途
季節別:
- дан дээл(一重デール): 夏用の薄手の布製
- давхар тэрлэг(合わせデール): 春秋用の裏地付き
- дах(毛皮デール): 冬用の羊皮・狐皮製
性別と身分:
- 男性用は動きやすく、乗馬に適したデザイン
- 女性用は装飾が多く、色彩が豊か
- 高位の者は絹製で刺繍入り
文化的意義
デールは単なる衣服ではなく、モンゴル人のアイデンティティの象徴である。ナーダム祭などの公式行事では、伝統的なデールが着用される。現代でも改良デールが日常的に着用されている。