🎯 概要

チベット仏教のラマ僧が下半身に着用する巻きスカート状の衣服。チベット語の「шамтав」の敬語として「банзал」と呼ばれる。赤・黄・茶色の布で作られ、僧階によって色が異なる。

📖 詳細

構造と着用方法

長方形の布(幅1.5〜2メートル、長さ2〜3メートル)を腰に巻き付け、帯で固定する。膝下から足首まで覆い、歩行時に優雅に揺れる。

着用手順:

  1. 布の一端を腰の左側に固定
  2. 体に巻きつける(時計回り)
  3. 余った布を前面で折り返す
  4. 帯(бүс)で固定

色と階級

深紅(улаан):

  • 一般の僧侶
  • 最も一般的な色

黄色(шар):

  • ゲルク派の高位僧
  • ダライ・ラマの系統

茶色(хүрэн):

  • ニンマ派など他宗派
  • 古い伝統を保つ僧院

着用規則

僧院内では必ず着用。法要・儀式では特に厳格。在家者が着用することは許されない。バンザルの上には上衣(чогц)を着る。