🎯 概要

18-19世紀に編纂されたと推定される中国語・モンゴル語・チベット語の三言語対訳辞典であり、編纂者・正確な年代は不明である。清朝の勅撰辞書シリーズが満洲語を第一言語としたのに対し、本辞典は中国語を起点言語とする点で異質であり、漢人官僚のモンゴル語・チベット語学習または辺境交易用の実用辞書であった可能性がある。現在はオーストラリア国立図書館に唯一所蔵される稀覯本で、30cm判のオリエンタル式装丁(袋綴じ)による。

📖 詳細

清朝辞書系譜の中の異端

『御製四体清文鑑』(1794年)から満洲語部分を削除し、中国語を起点に再編した派生版の可能性が指摘されている。研究論文は管見の限り存在せず、デジタル化もCopies Direct(複写サービス)のみで全文未公開。

現代での位置づけ

学術的評価がほぼ未着手の「空白の辞書」であり、実物調査と内容分析が今後の研究課題である。