🎯 概要
モンゴルの伝統的な絵画様式「モンゴル・ズラグ」で使用される、鉱石や土から精製された顔料。深い発色と耐久性が特徴で、仏画(タンカ)や日常の装飾画に欠かせない素材である。
📖 詳細
代表的な顔料と色
- 青: アズライト(藍銅鉱)やラピスラズリ。
- 緑: マラカイト(孔雀石)。
- 赤: バーミリオン(水銀朱)や赤鉄鉱。
- 白: 方解石や貝殻。
- 金・銀: 純金を薄く延ばした金泥や銀泥。
象徴的な色彩感覚
モンゴル・ズラグでは色が重要な意味を持つ。
- 青: 安定、空。
- 緑: 永遠の命、草原。
- 白: 高貴、純潔。
- 赤: 喜び、活力。
- 黄: 愛、仏教の慈悲。
技法の特徴
鉱石を細かく砕き、伝統的な接着剤(にかわ)と混ぜて使用する。この天然顔料は日光による退色に強く、数百年経っても鮮やかな色を保つ。現代のアーティストも、伝統的な質感を出すためにこれらの天然素材を自ら精製して使用し続けている。