🎯 概要

女性がこめかみから垂らす装飾品。帽子または髪飾りから垂れ下がり、顔の両側を飾る。宝石・珊瑚・真珠などを連ねた豪華な装飾で、既婚女性の正装に欠かせない要素。

📖 詳細

構造

基本構成:

  • 長さ20〜40センチメートル
  • 複数の宝石や珠を連ねる
  • 先端に房飾りや鈴

取り付け方法:

  • 帽子の両側に固定
  • 髪飾りに取り付け
  • こめかみの位置で垂らす

材質と装飾

高級品:

  • 珊瑚(шүр)の珠
  • トルコ石(оюу)
  • 真珠(сувд)
  • 金・銀の飾り金具

一般品:

  • ガラス玉
  • 色付きビーズ
  • 銅製の飾り

種類と地域差

ハルハ式:

  • シンプルで直線的
  • 珊瑚とトルコ石が多い

ブリヤート式:

  • より装飾的
  • 銀製の飾り金具が豊富

内モンゴル式:

  • 非常に豪華
  • 複数連ねて使用

社会的・文化的意義

結婚の象徴:

  • 未婚女性は着用しない
  • 結婚時に親から贈られる

富の表示:

  • 珠の数と質が家族の富を示す
  • 高位の女性は特に豪華

宗教的意味:

  • 悪霊を払う護符
  • 音が鳴ることで魔除け

現代でも伝統舞踊や儀式の衣装として使用され、モンゴル女性の美の象徴となっている。