🎯 概要
チンギス・ハーンが不老長寿の秘薬を求めて全真教の道士・丘処機を招聘。1220年から3年に及ぶ旅の記録が残る。道教は普及しなかったが、ハーンの宗教的寛容性を示す重要な史実である。
📖 詳細
丘処機(長春真人)の旅
1219年、71歳の丘処機は山東省から中央アジアのヒンドゥークシュ山脈まで数千キロを旅した。弟子の李志常が『長春真人西遊記』に記録。1220年の会見でハーンは「不死の薬はあるか」と問うたが、丘処機は「生命を保つ方法はあるが、不死の薬はない」と率直に答えた。
12回の対話
ハーンは丘処機の誠実さを称賛し、12回の深い対話を持った。丘処機は道教哲学と長寿法を説き、民への慈悲、減税、狩猟の自制を助言。ハーンは彼に「神仙」の称号を与え、帝国内の全宗教者の統括を任せた。