🎯 概要
「アブガ」とはモンゴル語で「父方の伯叔父」を意味する。チンギス・ハーンが弟ベルグテイを「国の叔父(国の伯父)」として重んじたことから、その配下の民をアブガと呼ぶようになった。北元時代以降、ボルジギン氏族の中でも独自の地位を保ち、現在は内モンゴル自治区にアブガ旗として名を残している。
📖 詳細
- 由来: ベルグテイの功績(相撲の強さ、射術)を称え、オノン・ヘルレン川流域の1500戸を授けられたのが始まり。
- 北元期の動向: ハサル、ベルグテイ、カチウンの後裔たちは「三オンニグト」や「グヤ(腿)の部下」と呼ばれ、ハーンの親衛的な役割を果たした。
- 移動と再編: 16世紀末、ハルハやチャハルの圧迫を受け南下。1660年代には一部がザサクト・ハーンらとの摩擦によりさらに南へ移動し、現在のシリンゴル盟周辺に定着。
- 現代: 内モンゴル自治区アブガ旗(中心地はシリンホト)にその子孫が居住している。