日本からモンゴルへの送金事情(2025年版)

かつて日本からモンゴルへの送金といえば、郵便局や銀行の窓口に出向いて手続きを行うのが一般的であった。しかし、スマートフォンの普及と金融サービスのデジタル化により、現在では「窓口に行かずに、アプリやインターネットで送金する」スタイルが主流となっている。

2008年頃の情報とは状況が大きく異なっているため、現在の主な送金手段についてここに整理する。

1. ゆうちょ銀行・郵便局の窓口送金は終了

長らく利用されてきたゆうちょ銀行・郵便局の窓口での国際送金(住所あて送金・口座あて送金)の取り扱いは、2025年8月末をもって終了した。現在は、インターネットバンキングサービスである「ゆうちょダイレクト」を利用したWeb送金のみが可能である。「郵便局に行けば送れる」という古い情報には注意が必要だ。

2. 銀行口座へ安く送る(オンライン送金)

現地のモンゴルの銀行口座へ直接送金する場合、現在は銀行のSWIFT送金に代わり、資金移動業者によるオンライン送金サービスが一般的である。代表的なものにWise(ワイズ)などがある。 これらは実際には「日本国内で日本円を受け取り、モンゴル国内でトゥグリクを支払う」という仕組み(マッチング)を利用しているため、従来の為替手数料がかからず、着金までの時間が非常に短いのが特徴である。

3. 現金で受け取る(店舗受取)

相手が銀行口座を持っていない場合や、緊急で現金を送りたい場合は、Western Union(ウエスタンユニオン)やSBIレミット(MoneyGram提携)などが利用される。 かつては「スルガ銀行」などが窓口になっていたが、現在はセブン銀行ATMやコンビニエンスストア(ファミリーマート等)、または専用アプリを通じて手続きを行うのが一般的である。送金手続き完了後、現地の提携窓口(ハーン銀行やTDBなど)に行けば、最短数十分で現金を受け取ることができる。

※注意点

送金サービスの手数料、レート、提携銀行は頻繁に変更される。また、利用にはマイナンバーカードによる本人確認が必須となっているサービスがほとんどである。実際に送金を行う際は、必ず各サービスの公式サイトにて最新の規約を確認されたい。