【ザナバザル(初代ジェブツンダムバ、オンドル・ゲゲーン)】(1635-1723)

モンゴルの初代活仏であり、17世紀を代表する仏教芸術家。「東洋のダヴィンチ」とも評される。1639年、五歳のときに、「ゲゲーン」という称号を贈られ、ハルハ地方初の活仏となった。

また彼は、ソヨンボ文字を作った人物しても知られる。この文字は1686年にインドのランズ文字を元に作られた。モンゴル語だけでなく、チベット語、サンスクリット語の音をすべて表せように工夫されている。