モンゴル国でもインフルエンザが流行しているため、最近多くの学校が閉鎖になったが、その代替措置としてインターネットによる授業が行われているという。
http://www.tvhicheel.mn/home-entire.shtml

ちなみに以下は10年生(日本でいう高校生に相当)向けの英語の授業のページである。
http://www.tvhicheel.mn/content/2218.shtml

すべての家庭にインターネット環境が整っているとは限らないだろうが、授業のビデオをダウンロードして視聴することも可能だし、こうした試みは実に素晴らしいと思う。すでにサイトの総アクセス数は112,028を数えている。各課の教師宛ての専用メールアドレスが設けられているので、不明点はメールで質問できる。また、チャットでアドバイスを受けることも可能なようだ。これまでに808人からメールでの質問に対して回答が行われ、3410人がチャットでアドバイスを受けているという。

意外に知られていないことだが、モンゴルのIT化はかなり進んでいる。もちろん人口密度、予算、地理条件などの制約を受けてインフラ面での整備は必ずしも十分とは言えないが、人々のインターネット利用に対する意識は高い。単純に比較することは難しいが、民間レベルではむしろ日本のほうが10年ほど遅れている印象すら受ける。その辺のモンゴル人たちが自由自在にメールやメッセンジャーを使いこなし、掲示板に書き込みをしたりWebやプログを書いたりしているのに対して、日本ではパソコン教室に通って手取り足取り教えてもらわなければ何もできないという人も少なくない。いや、このプログを読みに来てくださっているような方に限ってそんなことはないと思うが。