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Month: August 2007

モンゴル宮廷料理

先日、”Imperial Mongolian Cooking”という本を購入した。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/0781809991/sr=1-1/qid=1186928086/ref=olp_product_details/503-8984080-3708768?ie=UTF8&qid=1186928086&sr=1-1&seller= 一冊の本が書けるほどにモンゴル料理(乳製品を除く)がバリエーションに富んでいるのかと、半信半疑で購入したのだが、はたして内容については「微妙」としか言いがたい。どうやら、かつてモンゴル帝国時代にモンゴルの領土に含まれていた地域の民族料理、郷土料理を網羅しているようだ。 チンギス・ハーンが羊肉の塩茹で以外に、サラダやシーフードまで召し上がったとはとても想像しがたいが、統治下の民衆が食していた可能性は否定できないだろう。そういう意味では、中央ユーラシアの食生活の片鱗を伺うための書として捉えれば、たしかに一読の価値はある。 今日、さっそくウズベク式プロヴ(チャガタイ・ハン国料理)という料理を作ってみた。ピラフのルーツの一つともいえる料理である。みじん切りにした玉ねぎ、ラム肉、人参をオリーブオイルで炒め、インディカ米と水を入れて蒸らすこと15~20分で完成だ。仕上げにパセリを散らす。火加減が難しいので多少お米に芯ができてしまったが、初めてにしてはまずまずの出来だった。次回の成果に期待しよう。

WPS Office 2005 個人版

蒙古文字入力用の「WPS Office 2005 個人版」というフリーソフトをダウンロードしてみた。WPS Officeのホームページは下記である。 http://wps.kingsoft.com/ ダウンロードは以下のページから可能だ。 http://kdn071.dl.kingsoft.com/wps/personaltrial/setup_wps2005.12012.0.exe このソフトは「WPS文字」というワープロソフト、「WPS演示」というプレゼン用ソフト、「WPS表格」という表計算ソフトからなっている。 ワープロソフトはメニューの[格式]→[文字方向]で縦書きの左から右改行を選択すれば、蒙古文字を入力することができる。段組などの小細工をしなくとも普通に左から右に改行してくれるので、OpenOfficeを使っての入力よりははるかに楽だ。さらに嬉しいことに、作成した文書はPDF化することもできる。 プレゼン用ソフトはというと、縦書きで蒙古文字フォントの表示は可能だが、まだ左から右改行はサポートされていないようだ。 表計算ソフトについてはまだよく調べていない。

蒙文WPSOffice2000

蒙古文字用のワープロソフトをダウンロードしてみた。「蒙文WPSOffice2000」というソフトだ。 http://www.mongolger.net/ruanjian/wps2002.rar rar形式の圧縮ファイルなので、Lhaplusという解凍ソフトを窓の杜からダウンロードしてきて解凍してみた。 http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/archive/archiver/lhaplus.html なんとかインストールはできたが問題点がある。レイアウトは縦書きで左から右改行されるようだが、文字の向きが横を向いたままなのである。しかもローマ字しか表示されない。 設定を変えればうまくいくのかもしれないが、あいにくメニューは中国語で書かれているためか、すべて文字化けして何も見えない。 中国内モンゴルからの留学生の話では、現地ではWPSを使っていたが、日本ではうまく使えないという。おそらくOSが中国語版Windowsならば問題なく使えるのだろう。