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Month: February 2009

内モンゴル料理のパーティー

先週の日曜日に内モンゴルの学者とその奥方を招いてホームパーティーを開いた。内モンゴル東北地方の出身だと聞いていたので、内モンゴル式のボーズをメインデッシュに中華料理を数品作っておもてなしした。メニューは以下の通り。 ・瓜子、麻花、お茶菓子・日本人のお客さんから差し入れのイタリアンサラダ・モンゴル茶・ホノグボダー(炒り粟)・モンゴルチーズもどき(インド製のパニールで代用)・シャルトスもどき(バングラデッシュ製のギーで代用)・豆腐干の冷菜・トマトとキュウリの冷菜・ゆで鶏肉の冷菜・ジャガイモとニンジンの冷菜・爆葱羊肉・西紅柿鶏蛋(トマトと卵の炒め物)・土豆粉条(ジャガイモ春雨)・イカの炒め物・内モンゴル風味ボーズ・ジャスミン茶 麻花はかつて中国から伝えられた製法をもとに、日本の長崎にある工場で生産されたものだ。日本にも麻花があるのかとちょっと驚いていた。日本人のお客は瓜子の食べ方が分からずに戸惑っていたので、内モンゴル人が食べ方を伝授していた。モンゴルチーズもどきは、モンゴルチーズに味が似ているが、もっと乳脂肪分が高くてむしろこっちのほうがおいしいという感想だった。炒り粟は私が正確な作り方を知らなかったので、やや不評だった。本来は煮てから砂と一緒に炒って作るのだそうだ。シャルトスもどきは誰も手をつけなかったので感想を聞くことができなかった。モンゴル茶は内モンゴル式に濃い目に煮出して作った。味は好評で、「ずいぶんおいしいけど、どこの茶葉を使ったのですか」と聞かれた。以前ウランバートルで購入したモンゴル茶用のグルジア産の茶葉を使用した。モンゴル国でもこのグルジアの茶葉があいかわらず人気のようだ。 豆腐干は、以前どこかで食べたことがあるらしく、日本人のお客に受けていた。トマトとキュウリの冷菜は中国製の香酢を使用したら内モンゴルで昔食べた味にかなり近い味に仕上がったと思う。ゆで鶏肉の冷菜は練馬の某中華料理店で食べた蒸し鶏の冷菜の味付けを真似て作ってみたもの。ジャガイモとニンジンの冷菜はかつて内モンゴルのシリンゴル盟の家庭でよく食べたものを再現してみた。爆葱羊肉は内モンゴル東北地方の代表的な料理。西紅柿鶏蛋は中国の一般的な家庭料理。土豆粉条の春雨は中国製のジャガイモ澱粉春雨を使用したら現地の味に近いものに仕上がった。イカの炒め物は練馬の某中華料理店で食べた味を再現してみたのだが、結局誰も手をつけずに余ってしまった。そもそもモンゴル人にイカは不評なのだろう。 最後にボーズを出すと、内モンゴル人は二人とも喜びを隠し切れない様子だった。若い頃に内モンゴルのあちこちの家庭でごちそうになった記憶を思い起こしながら作ったのだが、「我々のボーズにそっくりだ」と何度も言われた。そしてひとしきり海外では野菜ばかりでなかなか肉が食べられないという話で盛り上がっていた。海外出張から戻ってきたとき、空港から自宅に電話して、「今から帰宅するから肉を茹でて待ってて」と奥さんに頼んだことがあったそうだ。モンゴル人はやはり肉を食べないと生きた心地がしないのだろう。 内モンゴル東北地方出身ということで、むしろ野菜料理が好きだろうと当たりをつけて中華風の炒め物も出したのだが、もっと純モンゴル的なメニューでもよかったようだ。今度は内モンゴル風味の肉入り煮込みうどんでもメニューに加えるとしよう。

米国議会図書館の蔵書

米国議会図書館は、議会の図書館であると同時に、アメリカ合衆国の国立図書館としての役割も果たしている図書館だ。同図書館では、1865年以来、アジア関係の資料の所有を開始した。4年後の1869年には清朝の同治帝より10タイトル993冊の蔵書の寄贈を受けている。これらを基礎としたアジア関係資料コレクションは現在では250万件に達している。収集内容も多義にわたる包括的なもので、この種のコレクションとしてはアジア地域外では最も優れたものであろうと米国議会図書館アジア部長のH.W.リー氏は記している。(出典:「米国議会図書館におけるアジア関係資料の構築」, 国立国会図書館ホームページ) 中国語・モンゴル語の資料は計90万冊で、モンゴル地域の貴重な資料も多数所蔵している。OPACで確認したところ、モンゴルについて記した英語書籍等も含むモンゴル関係の書籍は6,879冊と膨大で、このうちモンゴル語辞書が187冊も含まれている。 米国議会図書館のOPACは以下である。http://catalog.loc.gov/cgi-bin/Pwebrecon.cgi?DB=local&PAGE=First

モンゴル語訳『源氏物語』

「賀茂街道から2」の記事によれば、モンゴルで『源氏物語』の翻訳が進められている。モンゴル始まった世界の古典50作品を翻訳する国家事業の一つとして『源氏物語』が選ばれた。翻訳者は、ジャルガルサイハン・オチルフー氏で、テキストは、谷崎潤一郎の現代語訳だ。巻一(桐壺-末摘花)は2009年2月中旬、巻二(紅葉の賀-花散里)は2010年に刊行予定だという。 http://genjiito.blog.eonet.jp/default/2009/02/post-89d6.html

「Oxford モンソダル」ポケット辞書

モンソダル社からは2006年に”Оксфорд-Монсудар Англи-Монгол толь”が出版されているが、モンゴルアダイレクトの記事によると、この度そのポケット版が出版されたという。語彙数は3万5千語で、J.バト・イレードゥイ氏、D.トゥムルトゴー氏による編集だ。http://www.mongoliadirect.com/content/view/3526/601/ 私がかつてモンゴル国に留学中、トゥムルトゴー教授の個人授業を受けていたときのこと。ある時、モンゴル語の音韻変化について、言語学の専門用語を使って説明を受けた。そこで手にしていた英語のポケット版辞書で単語の意味を調べようとしたところ、「そんな小さな辞書に出ているはずはない」といって笑われた。しかし実際に辞書を引いてみたらちゃんとその単語も出ていたので、教授は大層驚かれたものだった。 これまで、モンゴル語の辞書というと非常にかさばるものか、単語数の少ない語彙集程度のものばかりだった。ところがポケット版のモンゴル語辞書で語彙数3万5千語というのだから、その当時と比べるとまさに隔世の感がある。なお、ポケット版のほうはまだInternom書店のホームページには掲載されていないが、2006年発行の通常サイズ版の方はオンラインでの購入が可能だ。購入の際にはモンゴルの銀行口座宛の送金が必要になるので注意。http://www.internom.mn/index.php?cmd=BookDetail&bookid=1302

在日モンゴル人向けホームページ

知り合いのモンゴル人達が日本在住のモンゴル人向けホームページを開設した。メンバーには最近コンピュータ関係の学校を卒業したばかりという人が含まれているそうで、言語もphpを使用していて、なかなか凝った作りだ。私の運営している「モンゴル語の穴ぐら」も、支援サイトとしてリンクを張っていただいた。http://monjaha.net/index.php?task=def_site

Kowalevskiの辞書

Googleブック検索(http://books.google.co.jp/)では、700万冊におよぶ書籍の全文を検索することが可能だ。これらのうち、絶版または市販されていない書籍の一部は本文をプレビューすることができ、さらに著作権が失効しているものについてはダウンロードも可能だ。 というわけで、以下のページからはKowalevski, J. C. Dictionnaire Mongol-Russe-Fran醇Mais, Kazan, 1844-1849.の影印本である柯瓦莢夫斯基編《蒙俄法文合璧 蒙語大辞典 下巻》, 天津刊, 1941.の全ページ(1,574p)を無料でダウンロードすることができる。もちろん、3巻セットのうち下巻のみなので、tの項目以降しか収められていない。 http://books.google.co.jp/books?id=1y8MAAAAIAAJ&pg=PA1558&dq=Dictionnaire+Mongol-Russe-Fran%C3%A7ais&as_brr=3#PPA1574,M1

『汉蒙法律名词术语辞典』

新華通信社の報道によると、内蒙古人民出版社より2007年12月に『汉蒙法律名词术语辞典』が出版されたという。内蒙古自治区の高級人民法院と人民検察院が共同で編纂したもので、総字数200万字で、中国語の法律用語を15万語収録している。 http://news.xinhuanet.com/newscenter/2007-12/22/content_7292235.htm 亜東書店で取扱がある。税込み15,645円。

モンゴルで殺人事件

毎日新聞社の報道によると、モンゴルで日本語教師をしていたスズキ・チエさんが強盗殺人事件により死亡した。詳細は下記を参照。http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090209k0000m040027000c.html

モンゴル人向け住宅情報

(財)日本賃貸住宅管理協会は日本に住む外国人のための不動産物件紹介に力を入れている。同財団ではウェルカム賃貸というサイトを運営している。http://www.welcome.jpm.jp/ 同サイトには、モンゴル語表示のページへのリンクが張られており、モンゴル人向けの住宅情報が載せられている。http://blogs.yahoo.co.jp/jpmmongoru モンゴル語による賃貸物件の紹介の他、日本の不動産業界についての説明、日本についてなどの記事が書かれている。