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Month: August 2009

ドイツのモンゴル料理店

最近、ドイツでもモンゴリアン・バーベキューなるものが流行っているらしい。http://www.mongos.de/home/home.php 豚、鳥、牛、ラム、カンガルー、ダチョウなどの肉を焼いて食べることができる店らしいが、「は?モンゴルにカンガルーやダチョウっていたっけ?」とたじろいでしまう。 私の身の回りにも、東京のアフリカ料理店に行ってワニやダチョウの肉を食べたと言っていた人がいたが、それと同様に「よくわからない国=よくわからない食べ物」的なノリなのだろう。 MONGO’Sというお店のネーミングからして、華僑が作ったお店のような気がする。このお店はいまやドイツ全土に普及していて、そのチェーン店がタイなどの国にも進出しているらしい。わざわざ美食の国タイに行って、ドイツ資本の中華ナイズされたモンゴル料理に舌鼓を打つなんてちょっとぞっとしないが。

ドバイのモンゴル料理店

ドバイにはモンゴリアン・バーベキューというモンゴル料理の店があるらしい。http://chinese-palace-restaurant.com/mongolianbarbecuemenu.aspx 日本人旅行者によるブログで同レストランの料理の写真を見たが、正直言って「これのどこがモンゴル料理?」と唸らざるを得ない。そもそも春巻はモンゴル料理ではないし、モンゴル人はもともとエビは食べないぞとか、いろいろと突っ込みたくなるが、ラクダのコブがアラブのものとは違ってちゃんとふたコブになっているのでまあよしとしよう。うるさいことを言うならば、ゲルに直接ラクダを繋ぐ習慣はないはずだが、デフォルメした絵柄なのでその辺はしかたないか。 どこかのブログでは、ドバイのマクドナルドにもモンゴル料理メニューがあるというような話を見かけた。どの程度ポピュラーになっているのかは定かではないが、たしかに、アラブ人の味覚にはモンゴル料理は受け入れられやすいような気がする。

バーバルペディア

モンゴルのフリーオンライン百科事典「バーバルペディア」http://baabarpedia.mn/ モンゴルの大手ニュースサイトであるNEWS.mnの協力によって運営されているサイトで、現在までにすでに978件の記事が投稿されているそうだが、まだ記事の内容が作成されていないページも少なくない。ともあれ、今後内容が充実していけば、モンゴルについて調べ物をする際にかなり重宝することになるだろう。 名前の由来については、「バーバル氏の名前とEncyclopediaをかけ合わせた」という説明がサイト内のどこかに書いてあったのだが、あいにくそれがどこだったか忘れてしまった。 ちなみに、以下のNEWS.mnの次のページにはバーバルペディア編纂への参加を呼びかける記事が掲載されている。この記事によれば2008年時点で編纂は終了したことになっているようだが・・・。http://publish.news.mn/show/id=150

チンギス・ウオッカの通販

なんと、通販サイトAmazonでモンゴルの銘酒、チンギス・ウオッカを購入することができる。価格は1本2,999円というから、国内のモンゴル料理店などで買うよりはかなり割安だ。http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002G1SJAE 商品はお酒なので、ページの表示には年齢認証が必要になるようだ。同サイトでは他にモンゴル岩塩なども販売されている。

モンゴルのオンラインスーパー

以下はモンゴルのオンラインスーパーのサイト。モンゴル語表示だが、韓国系のサイトらしい。http://cafe.duunet.com/kr/front/index.asp 仕組みについてまだよく理解していないが、出店も可のようなので、日本の楽天ショップのようなシステムなのかもしれない。商品名をクリックしてみたところ、表示されないものが多く、おそらくこのサイトはまだ工事中でこれから充実させていくのだろう。モンゴル国内限定だと思うが、食品なども買えるようだ。

去年、今年、そして

2009-08-02 | できごと

去年は中国のチベット自治区で暴動があって数多くのチベット人の命が奪われた。今年は新疆ウイグル自治区で暴動があった。そして来年は・・・と考えると心臓が早鐘を打ち、冷や汗が流れそうになり、涙すらにじんでくる。 一部のメディアは中国国内の民衆の不満のはけ口となるよう、わざと民族対立を煽っていると論じている。だが、これは当たらないと思う。あくまでも中国共産党は「各兄弟民族が団結、協力」することを謳っており、国内には民族問題は存在しないというのを建前としてきた。実際に、私が昔中国にいた頃も、中国人は口を揃えて「民族問題没有」と言っていた。 中国政府側の報道では、湾岸部と辺境地域、さらに教育程度の高い人々とそうでない人々の間に経済格差が生じたために少数民族は不満を抱えているという。だが、はたして経済格差だけが本当の理由だろうか。 新疆ウイグル自治区ではだいぶ以前から、幾度となく核実験が行われてきたという事実は意外なことにあまり知られていない。最近、アメリカの有力な科学雑誌で発表されてやっと世間に知られるようになった。 このたび来日したカーディル女史が述べているように「約60年間の圧制に対する我慢が限界に達した」というのが真実であろう。我慢は重ねている時期が長ければ長いほど、これを表面に出さないように努力すればするほど、ほんのささいなことである日爆発するものだ。これは民族問題だけに限らず、日頃の人間関係についても言える。自由に不満を口に出せる空気がない状態では、いつか破綻してしまう。