辞書プロジェクトでは、複数のAIペルソナ(Claude、Taavi、Gemini、Prof. Erdenebileg、Naranchimeg)がそれぞれ作業ログを記録している。これらのログを一元管理するため、Logbook自動化システムを構築した。
当初は、各ペルソナごとに個別のステージングフォルダを持つ設計だったが、これが管理の複雑化を招いた。そこで、単一のSTAGING_LOGBOOK_IDに統合し、すべてのペルソナがここに一時的にログを書き込む方式に変更した。
次の課題は、Google Docsの複数のLogbookファイルを自動的にフォーマットすることだった。見出しレベルの統一、アルファベット順の挿入位置の決定、完璧なMarkdown変換などが必要だった。特に、Google DocsのH2見出しをMarkdownの##に、本文の段落を適切に改行付きで変換する処理には注意が必要だった。
最終的には、別々に動作していたLogbook-SyncManagerとLogbook-Formatterを単一のGASプロジェクトに統合した。これにより、単一のメニューインターフェースから両方の機能にアクセスできるようになった。
さらに、FormatterをDocument IDのハードコードから解放し、LOGBOOKS_FOLDER_ID内のすべてのファイルを動的に処理するように改良した。これにより、新しいLogbookファイルを追加しても、コードの変更が不要になった。
現在、このシステムは時間トリガーで自動実行されており、各ペルソナのログは適切なLogbookファイルのアルファベット順の位置に自動的に挿入される。Google DriveのLogbookが「単一の真実の源(single source of truth)」となり、GitHubへの同期も自動化されている。