ユネスコと世界約20カ国にある計32の図書館・文書館などが協力して、所蔵されている貴重な蔵書や資料をインターネット上で無料で閲覧できる「世界デジタル図書館」(http://www.wdl.org/en/)が開設された。国連公用語(英仏中露・スペイン・アラビア各語)にポルトガル語を加えた7言語で検索が可能だ。
現時点では約1200点のコンテンツが収められており、モンゴル関係の文献は目下4点のみが閲覧可能のようだ(2009年4月現在)。
米国議会図書館が「世界デジタル図書館」の共同設立で合意したとの報道(http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=40277&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html)もなされており、将来的にはかなり充実したものになるだろう。ちなみに、米国議会図書館は1800年に設立された全米最古の図書館で、450言語以上にわたる1億3400万点超の所蔵品を有している。
「世界デジタル図書館」の設立に当たっては、ブラジル、英国、中国、フランス、日本、ロシア、米国が大きく貢献し、南アフリカ、ウガンダ、マリもアフリカの資料収集で協力した。このプロジェクトはグーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)、いくつかの慈善基金から資金援助を受けているという。
<参考サイト>
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2594607/4054006
http://www.asahi.com/international/update/0422/TKY200904220001.html
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090422-OYT1T00061.htm
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071018/284906/
http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=40277&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html