中世のモンゴル語の本は、両面に文字が書かれた細長い紙が束ねられたもので、一枚一枚が綴じられずに独立しているものだった。このため、バリンタグと呼ばれる布にくるくると包んで保管するか、ショゴルという箱に収めて保管した。ショゴルは各お経のサイズに合わせて作られ、17世紀のものが広く使用されたという。主に良質の木材で作られ、茶や赤などで彩色が施された。また、彫刻や金彩色で縁取った模様による装飾なども行われた。ショゴルは主に木製だが、フェルトで作られることもあった。
バリンタグの画像は以下(モンゴル国立中央図書館ホームページより)を参照。
http://www.baigal.com/defaul1.jpg
ショゴルの画像は以下(モンゴル国立民族図書館のホームページより)を参照。
http://www.nationallibrary.mn/PIC1/shogol.gif