京都大学図書館
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/search/index.php?content_id=1
キリル文字モンゴル語、内モンゴルで出版されたモンゴル語書籍、モンゴル関係の邦書までを含めると、膨大な冊数が収蔵されている。ここの図書館でしか閲覧できないというものはさほど多くないが、全体的に見て非常に充実している。京都大学にも言語学科があるためか、モンゴル語研究書籍、辞書はかなり揃えがよい。さらに、同図書館の谷村文庫には、『朝鮮司訳院日満蒙語学書断簡』という珍しい書物が収められている。新村出による解説付きで、京都帝国大学所蔵の板木により新刷刊行されたとのことだ。
一橋大学附属図書館
http://www.lib.hit-u.ac.jp/service/index_Ja.html
同図書館には外国雑誌センターが設置されている。これは、日本国外で出版される学術雑誌を体系的に収集し全国的な利用に供することを目的に、文部省の特別予算措置を受けて設置されたもので、9つの国立大学附属図書館が外国雑誌センターの指定を受けているのだが、このうち人文・社会科学系は一橋大学附属図書館と神戸大学人文・社会科学系図書館が指定を受けている。以前、一橋大学附属図書館でモンゴル国の新聞を定期購読しているという話を聞いたことがあるのだが、筆者がOPACにより検索した限りでは探し出すことができなかった。
三康図書館
http://www.f2.dion.ne.jp/~sanko/
約25万5千冊の蔵書を誇り、仏教、宗教系の専門書が豊富だ。入館は有料で1回100円。モンゴル関係の書籍は特に豊富というわけではないが、近代(大正から昭和初期)のモンゴル語教科書、辞書などが何冊か収められている。
成田山仏教図書館
http://naritasanlib.jp/
近代のモンゴル関係の書籍が豊富で、中にはかなり珍しい書物も含まれている。特にモンゴル仏教関係の学術誌が充実しており、モンゴル語関係の書籍や論文も他の図書館では見かけないような珍しいものが散見される。ここの図書館はちょっとした穴場かもしれない。