「縦組製版・Web表示とXMLデータベース化」
とても興味深いページを見つけたので、メモしておく。将来的に『ホホ・ソダル』をコーパス化する際に参考になるだろう。http://monju.elec.ryukoku.ac.jp/abe/AFC/tategaki/tategaki.htmlhttp://imt.chem.kit.ac.jp/fujita/fujitas/kanbun/kanbunex.html
とても興味深いページを見つけたので、メモしておく。将来的に『ホホ・ソダル』をコーパス化する際に参考になるだろう。http://monju.elec.ryukoku.ac.jp/abe/AFC/tategaki/tategaki.htmlhttp://imt.chem.kit.ac.jp/fujita/fujitas/kanbun/kanbunex.html
『言語研究』第51~128号に掲載されたモンゴル語関係の論文 小沢重男, 「On the ‘Qahan’ 中合罕 in the Language of the Secret History」, 『言語研究』(第53号)P91, 1968. 江実, 「満州語,蒙古語,チャガタイ・チュルク語(回語)の語彙相関々係について――五体清文鑑を基礎にして」, 『言語研究』(第54号)P49, 1969. 村山七郎, 「小沢重男:『古代日本語と中世モンゴル語――その若干の単語の――比較研究―付 元朝秘史モンゴル語語彙索引(抄)」, 『言語研究』(第55号)P78, 1969. 栗林均, 「蒙古語史における「*<i>i</i> の折れ」の問題点」, 『言語研究』(第82号)P29, 1982. 栗林均, 「蒙古語における*uγaと*ügeの母音縮合」, 『言語研究』(第85号)P22, 1984. 一ノ瀬恵, 「モンゴル語の「擬形語」について」, 『言語研究』(第99号)P121, 1991. 斎藤純男, 「『元朝秘史』で「廷」によって表された中期モンゴル語の音節について」, 『言語研究』(第101号)P1, 1992. 橋本邦彦, 「過去時の領域――モンゴル語の過去形接尾辞の意味について――」, 『言語研究』(第104号)P1, 1993. Tomoyuki KUBO, 「<i>Reduplication Meduplication</i> in Khalkha Mongolian」, 『言語研究』(第112号)P66, 1997. 栗林均, 「『元朝秘史』と『華夷訳語』における与位格接尾辞の書き分け規則について」, […]
検索サイトGoogleには、モンゴル語版もあるようだ。検索のことをモンゴル語ではхайлтという。 http://www.google.com/intl/mn/ 先日モンゴルの友人が来日した折に、Googleによる検索方法を教えてあげたのだが、こっちのページを教えた方がよかったかもしれない。 Googleについて説明しながら、話が長くなって面倒なので、勝手にгооголдох(直訳すると「Gooleする」)という変な表現を使ってしゃべったが、特にお咎めはなかった。ちなみに彼女はモンゴル国の教育委員会に在籍するモンゴル語の専門家である。
2004年にモンゴル政府は、すべての小中学校にコンピュータ室を設置することを目標として掲げており、このため日本、韓国、台湾からは中古のパソコンの提供を受けている。市販のソフトは高額なため、JICAの支援を受けて20%のパソコンにオープンソースのソフトがインストールされた。また、JICAプロジェクトの一環として、LinuxとRed Hatのテキスト部分のモンゴル語への翻訳、学校教師などに対するLinuxの研修を行っている。 モンゴル国ではプロバイダーのうち97%が、Free BSD, PHP, My SQL, Perlなどと共に、GNU/Linuxをベースにしたオープンソースのソフトを使用している。モンゴル国で第二番目の大手のプロバイダであるMiCOM社でも、オープンソースにもとづいたサービスを提供している。 主に海外に在住のモンゴル人らが運営するサイトであるOpenMN(http://www.openmn.org)の情報によれば、2004年3月にはオープンソースをテーマとするシンポジウムがモンゴルにおいて開かれ、すでに2005年にはLinuxのモンゴル語版である”Linux OS Soyombo 1″のベータ版がリリースされ、CDの頒布も行われている。 <参考サイト>http://www.cicc.or.jp/
約800年もの歴史を持つ蒙古文字(縦書きのウイグル式モンゴル文字)は、モンゴル国で1946年にキリル文字が採用されて以来使用が廃れていたが、現在ユネスコはこの蒙古文字を復活する活動を支援している。 モンゴル国においては、ユネスコの助成を受け、モンゴル国立大学とモンゴル国立科学技術大学の提携により、ワープロやオンライン出版などでの蒙古文字の使用を促進するための「蒙古文字文書の電子化ツール開発」プロジェクトが起動中だ。 両大学は、蒙古文字・キリル文字表記による語彙数55,000語のデータベースを構築しており、これに基づいた正書法の辞書も出版が予定されている。さらに、モンゴル語スペルチェッカーやユニコード対応のオープンタイプ蒙古文字フォントも完成間近だという(2005年12月現在)。 <参考サイト>http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=20774&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html
早稲田大学モンゴル研究所東京外国語大学アジア・アフリカ研究所東京外国語大学モンゴル語学科大阪外国語大学モンゴル語学科 モンゴル国科学アカデミーモンゴル国国立大学モンゴル国教育大学国際モンゴル学協会(IMAS) 内蒙古大学内蒙古師範大学 中国社会科学院中国内蒙古社会科学院 蒙蔵委員会
日本は戦前からモンゴル研究が進んでおり、ロシアや中国、モンゴル国、ドイツなどと並んで世界のトップ水準にあるといってよい。近年においても、国内の各大学、研究所が活発な研究活動を続けている。 特に、現在日本国内で進められている、モンゴル語古文書を対象とする研究プロジェクトとしては、主に以下のものが挙げられる。それぞれのプロジェクトの詳細は、取材調査を行って少しずつ掲載していく予定だ。 ・「オロンスム文書の研究」(2004年からの4年計画, 東外大AA研ほか)・「白樺樹皮文書類の研究」(2004年に横浜ユーラシア文化館にて公開, 早大モンゴル研究所)・「ハラホト文書の研究」(2001年~, 早大モンゴル研究所)・「ビチェース・プロジェクト(突厥・ウイグル・モンゴル帝国時代の碑文および遺蹟に関する歴史学・文献学的調査)」(1996年からの3年計画, 阪大・モンゴル科学アカデミー)・「St. ペテルブルグ文書研究」(2003年からの5年計画, 東洋文庫研究部)
京都大学大学院情報学研究科(2005年当時)のエンヘバヤル(Sanduijav ENKHBAYAR)氏は、モンゴル語の自然言語処理を行っている。2004年には「モンゴル語間句生成ライブラリの仕様書1.1」を発表し、自身の製作したPerl用のライブラリについて解説している。 冒頭の文章では、「作成者の私のみならず、これからモンゴル語の自然言語処理をしていく方でも使ってもらえるように書いている」とある。そこでさっそく去年の暮れ頃、本人宛てにメールを送ってお願いしたところ、ライブラリのファイルを分けていただくことができた。 仕様書を見ると、モンゴル語のキリル文字アルファベットを[大文字/小文字]、[母音字/子音字]などに分類して変数化し、さらに母音と子音をそれぞれ分類して異なる変数として表している。 母音は[基本母音字/補助母音字]という区分がされているが、言語学的には母音のみを表す文字か、いわゆる半母音と母音がペアになった文字かどうかの区別である。さらに子音は、[母音を伴わなくてもよい子音字/必ず母音を伴う子音字]を区別している。 これはモンゴル語の正書法でおなじみの、いわゆる9子音と7子音で、この子音のいずれが前後にくるかなどの非常に複雑な規則によって、接辞を伴う際に語末音節の母音が省略されるかどうかが定められる。モンゴル語の正書法を難解にしているのは、実にこの母音省略の規則だといってもよく、ネイティブでさえも綴りを間違えることは珍しくない。 こうした母音の省略(母音消失)の規則以外にも、母音の挿入、母音調和による格語尾の選択などといった規則があるが、すべてこれらを関数として表し、自動的に句生成が行えるような仕組みになっている。 自然言語処理については素人の私でも、理論的に非常によくできたものであることは一目瞭然である。ただ、難をいえば、使えるようにするためにPC環境を整えるなどの設定がやっかいで、身近にいるPerl専門のエンジニアの手を借りなければとても手に負えなかった。 このライブラリを実装したプログラムを作ることができれば、精度の高いモンゴル語スペルチェッカーなどの開発も可能なはずだ。今後の研究の進展を切に希望する次第である。 ��参考サイト>http://pine.kuee.kyoto-u.ac.jp/member/enkh/mnlp/phrase.html��参考文献>Sanduijav ENKHBAYAR, 宇津呂武仁, 佐藤理史, 「日本語・モンゴル語間の機能表現の機械翻訳」, 京都大学大学院情報学研究科.M2 Sanduijav ENKHBAYAR, 「モンゴル語間句生成ライブラリの仕様書1.1」,京都大学大学院研究科, 2004.
早稲田大学図書館の蔵書のうち、明治時代以前のものはマイクロフィッシュ化されており、オリジナルを損傷しないで済むよう、通常の閲覧はこのマイクロフィッシュが用いられている。 去年の秋頃、何か面白い資料はないかと漁っていたところ、明治時代に出版されたモンゴル語の教科書を見つけた。ひとつは三巻本のモンゴル語読本で、奥付を見ると明治四十年発行となっている。もうひとつは日本語・中国語・モンゴル語対照の会話集で、日本の参謀本部による「諸言」が付されており、明治四十三年とある。いずれも縦書きの蒙古文字で書かれたものだ。 読本の方は「喀喇沁王府」とあって、会話集の方は「東部蒙古科爾心博王府ニ聘セラレ其ノ旗学堂教習ノ任ニ在ル数年頃目斯書ヲ編シ」とあるので、それぞれ当時の東部モンゴル(現在は中国内モンゴル東北地方)に分布するハルチン方言とホルチン方言を反映したものと考えられる。特に、会話集の方は蒙古文字の右脇にカタカナでルビが振られており、当時のホルチン方言の発音を推測する上での参考にもなる。 いずれにしてもこれらは、清朝末期のモンゴル語の概要を知るための資料として、非常に貴重なものであることは間違いない。マイクロフィッシュ化された資料は申請すれば有料でコピーさせてもらえるため、やや割高だが一部をコピーして持ち帰った(うろ覚えだが、たしか一枚につき50円)。 著作権などの関係で、一度にコピーできるのは、一冊につきマイクロフィッシュに撮影された全コマ数(裏表紙などの文字の書かれていないコマなども含む)の半分以内に限られるそうだ。果たして、同一人物が別の日に訪れて残りの半分をコピーしても違法なのか、あるいは誰か別の人としめし合わせて、各人が半分ずつコピーしたらどうかしらなどと、ついくだらないことを考えてしまった。 ��参考文献>喀喇沁王府, 『蒙文読本巻一』, 大日本図書株式会社,1907(明治四十年).喀喇沁王府, 『蒙文読本巻ニ』, 大日本図書株式会社,1907(明治四十年).喀喇沁王府, 『蒙文読本巻三』, 大日本図書株式会社,1907(明治四十年).参謀本部(日本), 『日漢対照 蒙古会話』,清国駐在日本公使館(推定) , 1910(明治四十三年).
かねてから思案していたのだが、現在ここに表示されている「いたこのたわごと」を含む、私自身(いたこ)が運営しているサイト全体を引っ越すことにした。 ひとつには長年の増改築を重ねるうちにコンテンツがどんどん入り組んできて、煩雑になってきたせいもあるが、Niftyで昔から馴染んでいたサービスが軒並み廃止されて新たなサービスに切り替わりつつあり、どうせ替わるのならこれを機会にプロバイダも乗り換えてしまおうというわけだ。 私が運営中のホームページでは、将来的にCGIまわりを充実させるつもりなので、Perlの標準ライブラリ装備など、モジュール群をフルに活用できるなどの利点を考え合わせた末、プロバイダとしては「ぷらら」を利用することにすることにした。 すでに自宅での接続回線としてはぷらら光フレッツを家族名義で使用中なのだが、この際自分用に新たにIDを取得して、そちらにホームページ用のスペースを確保した。 親サイト(本館)である「いたこのたこつぼ」用に以下のURLを取得したので、今後は以下のアドレスをトップページとして、「モンゴル語の穴ぐら」、「いたこのたわごと」へのリンクを貼っていくようにする。 http://www17.plala.or.jp/itako/ さっそくクリックして見に行くような物好きな人もいると思うが、URLのみでコンテンツはまだ何もアップロードしていないので、念のため。