最近うれしかったこと。新年に帰省したモンゴル人が買ってきてくれた本が届いた。 年末に突然メールで連絡があって、「もうすぐ帰省するけど、あなたはモンゴルが好きだから、何か欲しいものがあったら言ってください」という親切な申し出があった。 それではと、お言葉に甘えて、最近出た本で何か良いものがあったらとお願いしておいた。もちろん実費はお支払したが、私に向きそうな本を2冊見繕って買ってきてくれたのである。 一冊はモンゴル語構文のドリルで、もう一冊はモンゴル語による文書作成のマニュアルだ。論文、各種書類を作成する際の注意点が系統的に示されている。特に、巻末の「綴りが紛らわしい単語一覧」が便利だ。例えば “томьёо/томъёо, төвшин/түвшин, нил/нэл, Төвд/Түвд” など、モンゴル語ネイティブでも間違えやすい単語の正しい綴りが示されている。 ほんの数日間の短い帰省の間に、しかも真冬のモンゴルで書店まで足を運ぶのはかなり難儀だったはずだ。こうした親切に、とても心温まる気持ちになった。
Blogger => Google+ => Facebook & Twitter => mixi の経路で自動投稿。(Бичлэгээ автоматаар шилжүүлэх туршилт)
Bloggerに記事をインポートする際に、もう一つ気を付けるべきことがある。何度かインポートに失敗して経験的にわかったのだが、「&」「>」「<」という3つの文字はエスケープしなければならない。大量の記事を一挙にインポートしたとしても、もし上記の文字が記事の本文中に含まれていると、そこまででストップしてしまって、それ以降の記事は全くインポートされない。 実は現在、Bloggerを利用して以下のような「モンゴル語辞書DB」なるものを作ろうとしているのだが、ひとつやっかいな問題に差し掛かった。 http://mondic-db.blogspot.com/ まず、Excelを使って、1行につき1冊分の書誌データを書いた表を作っておく。さらに、それをCSVファイルにして保存し、各行のデータの前後にBlogger形式のタグを付ける。まだ細々とした修正は必要だが、上記の方法で百数十冊分のモンゴル語辞書の書誌データをインポートすることができた。(注:近現代に発行された辞書のみ。モンゴル語の専門用語辞典は除く) 1冊ごとに1つのブログ記事が生成されるので、辞書の表紙画像もつけると、BloggerのFlipcardというデザインではちょうどカタログのように見やすく表示される。 さてここで、データを表として表示するためにテーブルタグ(tabel tag)を用いたいのだが、タグを付けたままだと上記の理由からインポートがうまくいかない。もちろん、エスケープすればきちんとインポートされるのたが、今度はそれだとHTMLのタグとして解釈してもらえず、表として表示されなくなってしまう。 以下は表示テスト用に作った記事である。 表てすと1 http://mondic-db.blogspot.jp/2012/04/1_30.html 表てすと2 http://mondic-db.blogspot.jp/2012/04/2_30.html 「表てすと1」の方は、エスケープさせたタグを使って書いたものだ。この状態ならインポートには差し支えないが、ブラウザでは単なるタグ付きの文字列として表示されてしまう。一方、「表てすと2」の方は普通にテーブルタグを使って書いたものだ。ブラウザではちゃんと表として表示される。しかしこのままではBloggerにインポートすることができない。 どうも考えてもよくわからない。別にどうしても表にしなければならないというわけではないので、諦めたほうがよいのだろうか。
今までFC2のブログサービスを利用していたのだが、いいかげん広告がうるさくなってきたので、GoogleのBloggerというブログサービスに引っ越すことにした。FC2も、もともとはさほど広告が目立つわけではなく、初期の頃は愛用していたのだが、いつのまにか「1か月以上投稿がないブログには広告が表示される」というシステムになり、しかもその広告もメインの投稿の上にでかでかと表示されてかなり目立つ。それをスクロールしていかないと記事を読むことができないほどの大きさなので、さすがに嫌になってきた。 頻繁に投稿とまでいかなくても、少なくとも月に一度は投稿するようにすればよいのだろうが、私の生活サイクルからしてそれも難しい。ある日突然、殺人的な忙しさに見舞われて、それがそのまま何か月も続くということがあるからだ。 というわけで、ブログサービス以外の事業で十分収益を上げているGoogleのブログならば、当分の間は広告の表示が課せられることはなさそうだし、今後もますますサービスが充実していきそうなので、Bloggerを選んだ次第である。また、BloggerだとUnicode表記のものが文字化けする心配がないとか、複数のブログを同一のアカウントで管理できるという利点もある。 FC2からBloggerへの引越しは、今年の4月末の時点では、ざっと検索してみても成功例について語ったものをなかなか見つけることができなかったので、暗中模索でなんとか数日かかって成功した。FC2からデータをエクスポートしてから、UTF-8の形式で保存するのがポイントだ。そのままではMovableType形式なので、さらに以下のサイトでBlogger形式に変換する。あとは普通にBloggerにインポートするだけだ。 http://movabletype2blogger.appspot.com/ ただし、上記の手順だけでは、ブログ記事の日付がすべてインポートした日にちになってしまう。引越しを済ませてから、しばらくそのまま放置していたのだが、さすがにそれでは具合が悪い。 そこで調べてみたところ、どうやらFC2では時刻が24時間表示なのに対し、Bloggerは12時間表示であることが問題らしい。他の人の例を見ると、「スクリプトを書いて変換」などとあるので、面倒くさいと諦めかけていたところ、以下のページを見つけた。あまりファイルの容量が大きいものは無理なのかもしれないが、おかげさまで瞬時に変換することができた。 http://programming.kuribo.info/2012/05/blogger-movabletype.html あとは、コメントの部分を微調整するだけだ。FC2のコメントにあったタイトルやパスワードの設定などはBloggerでは不要なので、インポートすると意味不明なタグと文字列が並んでしまう。FC2からエクスポートしたデータを検索して、その部分を削除しておけばよい。
綱渡りをしながら皿回しをする。しかも命綱は無しだ。 背中にも赤子をおぶっていて、その重みと責任感で足元がふらつく。 しかも、他の人が回しきれないからといって、皿回しの皿を次から次へとこちらに投げてよこす。 バランスをくずさないように必死になって、歯をくいしばりながら受け止める。 こめかみからは、冷たい汗がしたたり落ちる。 というような、まるで曲芸のように殺人的な忙しさが何か月も続いていたが、やっと解放されるめどがたってきた。 とにかく死なないで済んだ。
半年ほど前だが、モンゴル語工学用語辞典について長岡技術科学大学側と打ち合わせをした際、「だれか工学関係の偉い先生に前書きを書いてもらいたい」というふうに頼まれた。 といっても、なかなか執筆を依頼できる適任者は思い浮かばない。人文・社会科学系ならばいくらでも偉い先生は知っているのだが、なにしろ畑違いでは手も足も出ない。共同作業者のアルタンゾル夫妻にも相談したが、見たこともない辞書の前書きなんて書いてくれる先生はいないとのこと。 そこで辞書のゲラ刷りが出来上がるのを待って、それを誰か偉い先生に郵送して書いてもらおうという話になった。すでに校正済みデータは印刷所に渡してあったのだが、印刷所が納期についてその時々でぜんぜん別のことを言うので、あらかじめ印刷所のオペレータに電話を入れて確認しておいたのに、その日程通りにはゲラ刷りができあがらないという事態に陥った。 当初はモンゴル科学技術大学の学長に前書きの執筆を依頼するはずだった。前任の学長とはかなり深い交流あり、日本に招聘したこともあるそうだが、今の学長に変わってからは交流が途絶えてしまったとのこと。始めてコンタクトを取る相手に、いきなりまだ見たこともない辞書の前書きを頼むというのは不可能だろう。どう計算しても、ゲラ刷りが出来上がってから郵送で手元に届くまでに幾日もかかり、それから執筆してもらうのでは、たとえメールで原稿を送ってもらえたとしても印刷までには間に合わない。 そこで「偉い先生の前書き」については半ばあきらめていたのだが、今年に入ってからふとしたはずみに、先代のモンゴル科学技術大学の学長の名前を検索してみたところ、モンゴルの過去のニュースサイトでユネスコに転職したという記事を見つけることができた。 さっそくラテン文字で検索をかけなおしてみると、現在はユネスコのモスクワ支部長をしているということが判明した。メールアドレスも入手することができたので、ダメモトでそのアドレス宛にメールを出して、モンゴル語工学用語辞典を編纂中であること、一部を送呈したいということを書き添えた。 かなり夜遅い時刻だったが、翌朝メールチェックをすると、驚いたことに返信メールが届いていた。なるほど、モスクワは時差があるので、あちらではまだちょうど宵の口といった時刻にこちらからのメールが届いたようである。現在はUNESCOのモスクワ支部長とUNESCO教育IT化研究所長を兼任されているとのこと。 長岡技術科学大学の教授にその旨伝えると、交流の再開を喜ぶメールをやり取りした後、前書きを依頼するメールを送ってくださった。 数日間、その返信がこなくて気もんでいたところだが、今日やっと返事が届いた。ありがたいことに、すでに書きあがった前書きのファイルが添付されていた。 さっそく今日の午後、こちらで日本語訳を作成して大学側に送った。肩書きはUNESCOモスクワ支部長色が付きすぎということで、もうひとつの肩書きであるUNESCO教育IT化研究所長のほうを採用しようという話になった。もちろん、前モンゴル科学技術大学の学長という肩書きも併記する予定だ。 UNESCOのお偉いさんの前書きがつくなんて、ちょっと夢のようだが、ともあれ当初の「工学関係の偉い先生に前書き」を載せるという目標が達成できて嬉しい限りだ。 それにしても、モンゴル人がこうして出世して国際的に活躍していると思うと、日本人である私としても誇らしい気持ちで一杯だ。
社会主義時代のモンゴルは、過度な旧ソ連寄りの政策をとってきたため、衛星国と揶揄されるほどだった。しかし、1980年代後半に旧ソ連で起こったペレストロイカを受けて、モンゴル国内でも民主化が高まり、1990年代に入って社会主義体制が崩壊した。 当時のモンゴル社会は、政治的にも経済的にもあらゆる面で旧ソ連に依存していたため、大混乱に陥らざるをえなかった。過去のそうした苦い教訓を活かして、モンゴルではすでには90年代から「バランス外交」という政策がとられてきている。つまりどれか一つの国とだけ緊密な関係を保つのではなく、自国に影響を及ぼしえる全ての国とバランスよく外交関係を樹立していくといった方針だ。 モンゴルが国境を接しているロシア、中国という二つの大国とは、そこそこ良好な関係を保ちつつ、これらの国による過度の干渉を避ける意味合いもあって、主にアメリカ、日本、ヨーロッパ諸国との外交関係に力を入れている。 さて、昨今の世界情勢を鑑みると、他の各国も一斉にバランス外交に乗り出しているように思える。アメリカは先日、日米同盟の深化を提言しており、その直後にはインドの常任理事国入りを支持する旨を表明した。ところが、今日行われた米中会談では、中国の覇権化をけん制する発言がなされる一方で、世界の二大経済大国としての関係強化が謳われたようだ。 先月来日したインドのシン首相と菅首相との会談では、経済連携協定(EPA)の締結などといった合意がなされたが、シン首相は会談で「インドは(中国との間に)国境問題はあるが、それをうまくマネジメントして進めようとしている。中国とは良好な関係を築いていきたい」と表明している。インドにとって、巨大市場と生産力を持つ中国は最大の貿易相手国でもあるし、ようやく落ち着いてきた国境問題にあまり波風を立てたくないというのが本音だろう。中国の側も対インド外交を重視しているようで、現にインドの常任理事国入りには中国も賛成を表明しているし、12月には中国の温家宝首相によるインド訪問が予定されている。 お隣韓国でも、すでに去年インドとの間に経済協定を締結している。今日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席との間で行われた会談では、国際社会での孤立を恐れる中国と、経済的な結びつきを重視する韓国の利害が一致し、関係修復のための積極的な話し合いがなされたという。従来の日米韓の軍事的な結束を維持しつつも、経済的な影響力を持つ国々との連帯を強化する構えのようだ。 ドイツもまた、レアアース問題を発端として、対中国貿易への依存から脱却するためにロシア、ウクライナ、カザフスタンとの関係強化を模索しているようだ。日本も同様にロシア政府と共同で、カザフスタンのウラン鉱石をロシアで燃料に加工し、シベリア鉄道経由で運ぶ新ルートを開設する予定だ。このルートさえ確保されれば、中国を経由しなくてもモンゴルの産品を日本に輸入する道も開かれるかもしれない。 しかしながら、ロシアとの間には根深い北方領土問題があり、まだ乗り越えなければならない課題が山積している。つい先日もロシア大統領の北方領土訪問が問題となったが、再熱した領土問題への対応如何によってはその道も閉ざされてしまうかもしれない。それどころか、今日行われた中国とロシアの会談では、両国の戦略的パートナーシップをあらゆる分野で発展させる旨の合意が行われている。 カザフスタンについても、関係強化を狙っているのはこれらの国だけではない。先月には、韓国とカザフスタンがレアアースの共同開発協定に署名しているし、今日は中国全国人民政治協商会議の賈慶林議長がカザフスタン大統領と会談を行い、両国の戦略的パートナーシップを促進させる旨の話し合いが行われたという。 書いているうちに疲れてきたので、また後で・・・・・・。
さほど資源に恵まれていない日本という国が、生き残るためにとってきた道は加工貿易であった。これは日本人ならば誰でも認識していることで、今さら私などが言うまでもないことだ。つまり、海外から豊富な資源を輸入し、日本国内で製品に加工し、再び海外に輸出する。 しかし、この加工貿易が成功を収めるためには、海外からの安定した原料の供給、製造加工のための低いコスト、十分な人口と購買力を有する市場といった3つの要素が不可欠だ。日本の産業は、これらの微妙なバランスの上に成り立っているといってもよい。 近代の日本は奇跡とも言われるほどの成長を遂げてきたが、必ずしもその道は平坦なものではなかった。石油ショック、人件費の高騰、プラザ合意後の急激な円高、バブルの崩壊・・・。国内での社会の変化だけでなく、目の前に次々とたち現れる国際情勢の変化に応じて、日本は臨機応変に産業形態をシフトさせながら、その命運を保ってきた。 特に人件費の高騰の問題は深刻だった。加工にコストがかかりすぎるようでは、他国で生産された製品との競争に太刀打ちできない。そのため、特に労働集約型産業の分野で、日本の企業は徐々に東南アジアや中国に生産拠点を移していった。 ところが、いくら人件費を抑える努力をしたとしても、昨今の世界的な大不況の影響で円高はとどまることを知らない。つまり、円が値上がりしたということは、同じ値段で販売しても諸外国にとっては日本製品の実質的な値上がりとなる。国際市場における日本の競争力の低下である。 ここまで重なった悪条件に、決定的なダメージを与えようとしているのは、最近のレアアース問題である。もちろん、レアアースが使われるのは一部のハイテク産業だけに限られるが、すでに単純な製造分野では国際競争力を失いかけている日本にとって、今さら労働集約型の産業に後戻りすることはできない。今後はどうしても、他国が追随できないようなハイテク分野を基幹産業とせざるを得ない。その原料となるべきレアアースの調達が滞ろうとしているのだ。 つまり、例えていうならば日本は、青息吐息のところへさらに首筋に鋭利な刃物を突きつけられたようなものである。もう待ったなしのところまできていると言ってよい。日本と同じく自動車や電機が主要産業であるドイツでも、その影響は深刻だ。ドイツの大手銀行のアナリストによれば、すでに半年か一年後には在庫が底を付き、価格の上昇は免れないという。 すでに日本は新たな調達先を模索しており、代替材料の開発、再生利用技術の研究も急ピッチで進められている。しかしながら、確実に予想されることは、今後のハイテク産業における原料費の高騰である。 亡国の危機を憂えると同時に、それを憂える気持ちがあまりにも少なすぎる周りの日本人の反応に、さらなる憂いを重ねざるをえない。
ようやく、文章が書ける程度に体力が回復してきた。ここ数日、ぼんやりと文章は読めるけれど、書くほどの気力は沸かないという状態が続いていた。さすがに、インプットだけでアウトプットができない状態というのはつらいものだ。 なにはともあれ、そろそろ正常な日常生活に戻れそうだ。
とりあえず、モンゴル語工学用語辞典のデータを大学側へ納品した。まだ一部の語の検討作業、出版社へのデータ受け渡し前の確認作業、版下の校正などといった一連の作業が残っているが、それでも大学側がファイルの整形などの作業を行っている間、数日間でも休養することができる。 他の仕事と掛け持ちだったので、1日の労働時間が16~17時間という日々が約5ヶ月間続いた。しかも、微々たる謝金はモンゴル側の専門家たちへの謝礼、通信費、辞書の購入費などに消えた。あまりの忙しさにお弁当を買ってきてもらって掻きこむという毎日だったので、うなぎ登りに上がる食費も計算に入れると、すれすれ赤字になっているかもしれない。 高層ビルの鉄骨が背中に音を立てて倒れこんできたような重荷から開放されたはずなのだが、あまり感慨が沸かない。疲れて感情が麻痺しているのかもしれない。