キリル文字モンゴル語でブログを作るならば、日本の通常のブログサイトだと、文字表示がユニコードにうまく対応していない場合もあり、テンプレートの文字の大きさが日本語向けで大きすぎるとか、単語の切れ目でうまく改行してくれないとか、いろいろとやっかいな問題が生じる。 その点、GoogleによるBloggerという無料ブログサービスを利用するといろいろ都合がよい。https://www.blogger.com/start?hl=ja 開設もあっという間にできてしまうし、ユニコード対応なので、WindowsXP以降の環境にあればモンゴル語IMEでそのまま入力すればよく、伝統モンゴル文字のブログ作成と比べたらはるかに簡単だ。モンゴル国のモンゴル人も、Bloggerでブログを作っていることが多い。私自身も、まだ公開していないが自分のキリル文字モンゴル語ブログを作ってみたことがある。 しかし、やはりせっかくキリル文字で書いたからには肝心のモンゴル国のモンゴル人に読んでもらいたいものだ。モンゴル人のサイトやブログにリンクを張ってもらうという手もあるが、どうしても閲覧者の幅は限られてしまう。 そこで思いついたのは、モンゴルのブログサイトに登録してみるということだ。ブログサイトはいくつかあり、いずれも内モンゴルのモンゴル語ブログと同様に、新規に更新された投稿記事がサイトのトップに一覧表示される仕組みになっている。サイトによっては、個々の記事だけでなく新規に開設されたブログも名称が一覧表示される。 実は伝統モンゴル文字ブログの成功に気をよくして、さっそく作りたくてうずうずしているのだが、他にもいろいろやることがあるし、すでに作ったブログの更新をおろそかにするわけにはいかない。とりあえず、以下にいくつかのブログサイトのURLをメモしておく。 http://www.miniih.com/http://blog.banjig.net/http://blog.gogo.mn/http://www.delhii.net/http://www.blog.mn/
あとで記事としてまとめるためのメモ。 以下の論文より必要な情報を抜粋した。 ハルタルフー・ガルマーバザル、前田 亮「伝統的モンゴル文字文書のディジタル図書館に関する研究」, 『アート・リサーチ/紀要』 [vol.08], 2008. http://www.arc.ritsumei.ac.jp/kiyou/08/maeda.pdf ・現在、Microsoft Office 2007で使用できるモンゴル文字のIMEが出ているが、制御記号が使用されてないため、弓形字や母音の違い及び表示が不完全である。 ・現在使われているモンゴル文字のフォントには異型字と結合字が含まれてないため、Unicodeフォント(Mongol_Script.ttf)ではモンゴル文字の正しい表示には不十分である。 ・Unicode規格の私用領域を使用するようにMongol_Script.ttfを修正した。このフォントを用いて異形字や結合字を表示する。
昨日、伝統モンゴル語ブログで漢字とローマ字の表示テストのための記事を投稿したが、モンゴル人から「頼むから中国語は使わないでくれ」、「こんなところで漢字は見たくない」というコメントがついた。 モンゴル人の漢民族に対する感情を考えると、確かにもっともなことだ。漢字という文字や漢語という言語そのものには罪はないはずだし、そもそもモンゴルの古典『元朝秘史』はすべて漢字で書かれているので、もし『元朝秘史』の話をするならば漢字も表示されることができれば便利だと思うのだが、やはりここはモンゴル人の心情を優先的に尊重すべきだろう。 というわけで、昨日の記事は伝統モンゴル語ブログから削除した。モンゴルという国、民族、文化集団と本気でつきあうつもりなら、彼らが嫌っている集団をある程度敵に回すこともやむを得ないのだろうかといろいろ考えさせられた。
伝統モンゴル文字のブログだが、他の文字と混在して表示させるのは難しいようだ。ブログを閲覧した日本在住の内モンゴル人が日本語交じりのコメントを記入しようとしたところ、文字化けしてしまったという。 試しにモンゴル語と同じ内容の文をローマ字転写のモンゴル語と中国語で記入した記事を投稿してみた。ローマ字部分については、その部分だけ空白になってしまう。中国語は一応表示はされるものの、鏡文字のごとく裏表がひっくり返って表示されてしまう。伝統モンゴル語を表示されるための仕組みに関係しているのかもしれないが、詳しいことは不明だ。 しかし、ブログを閲覧してコメントを記入してくれた人の中にはローマ字を混在させて記入した人もいるので、別の入力メソッドを使うなり、なんらかの方法はあるのだろう。そのうち、詳しいモンゴル人がいたら聞いてみようと思う。
伝統モンゴル文字のブログだが、ブラウザはIE(インターネットエクスプローラ)でしかうまく表示されない。ただし、同じIEでもバージョン8だとやはり表示されないようだ。もともとIEはブラウザの標準規格に従っていない面が多く、バージョン8ではこれが改善されたらしい。ということは、モンゴル語入力ソフトの方も将来的には見直しを迫られるのだろう。 その他の環境での表示状況について知りたいので、うまく表示できた、またはできなかったなどの情報をこのブログのコメント欄に、または私宛に直接メール(http://form1.fc2.com/form/?id=79664)にてお寄せいただければ大変ありがたい。念のため、伝統モンゴル文字ブログのURLを再掲しておく。http://www.holvoo.net/itako001 <追記>さっき書き込みをしていたら、突然表示がおかしくなった。サイト側の問題なのか、こちらの書き込みのせいなのか、はたまたブラウザの問題なのかは不明だ。ブラウザのキャッシュをクリアしてみたが改善されなかった。
さっそくモンゴル語プログを作ってみた。ブラウザはインターネットエクスプローラ限定で、Firefoxなどでは閲覧できないようだ。http://www.holvoo.net/itako001 昨日試しに記事を書いておいたら、今日見たら6件もコメントがついていた。まだ誰も読まないだろうとタカをくくっていたら、更新されたブログはサイトに表示される仕組みになっていて、モンゴル人たちが読みに来てくれたようだ。綴りが間違っているという指摘があったが、批判はありがたく受け止めよう。 どうやら内モンゴルではサインビリグとムンフガルというモンゴル文字入力メソッドが主流のようだ。どちらも現時点では無料で入手可能だ。詳細の説明は後ほど。
内モンゴル人にモンゴル語のブログサイトを教えてもらった。そこに登録すれば、伝統モンゴル文字のモンゴル語でブログが作れるらしい。いよいよ、夢にまでみたモンゴル文字Webページ作りが実現しそうだ。WindowsXP環境での伝統モンゴル文字の入力方法についても教わったので、しばらくいろいろと試してみようと思う。詳細はまた後ほど。
<キリル文字>文字コード・ASCIIコード・拡張ASCIIコード(Windows-1251)・Unicode キーボード配列・モンゴル国ナショナルスタンダード・キリル文字ローマ字転写式 <伝統モンゴル文字>文字コード・GB805487 コード・・・内モンゴルで普及・知能コード・・・詳細は不明・SUDAR コード・・・90年代にモンゴル国でDOS用として開発された・NEC コード・・・ワープロ専用機で採用されたもの(?)・MLSコード・・・字素に分解したコード割当・ISO規格(Unicode) 入力方式・Corff 式・内大式・筑波式 転写方式・Poppe 式・Ligeti 式・早大式 Poppe式転写の入力方式・栗林式・上村式 単なるメモなので、一部の人達を除いて意味不明かも。 <出典>http://userpage.fu-berlin.de/~corff/im/MLS/translit.unxhttp://texa.human.is.tohoku.ac.jp/~chigen/cgn_idx.htmhttp://www.tufs.ac.jp/ts/personal/kamimura/prg/98/literacy-2002.htmlhttp://if-lab.slis.tsukuba.ac.jp/fujii/paper/nlp2002mandula.pdfhttp://www.tufs.ac.jp/ts/personal/kamimura/articles/bit_mon2.htmlhttp://www.dl.slis.tsukuba.ac.jp/DLjournal/No_35/2-gao/2-gao.pdf
Д. Алтангэрэл “АНГЛИ МОНГОЛ ТОЛЬ”(D. Altangerel “English-Mongolian Dictionary”)が電子化されたようだ。以下のサイトからダウンロードすることができる。 http://www.bondgor.com/news/2009-02-26-27 さっそくダウンロードしてみたが、exeファイルを開こうとするとエラーが表示されてうまくいかない。あいにくこんな日に限って、我が家のナイR氏は職場の宴会で帰宅が遅い。もしうまく開いてもらえたら改めて報告することにしよう。他にも、こんな方法(環境)ならばうまくいったという方がいたら、ご教示いただければ幸いである。 なお、アルタンゲレルの書籍版辞書については以下を参照のこと。http://itako999.blog41.fc2.com/blog-entry-58.html
このプログにはFC2というサービスを利用しているが、最近、『モンゴル語の穴ぐら』(http://itako999.blog41.fc2.com/)のリニューアルのためにHTMLとCSSをかなりいじって、ちょっとプログの仕組みがわかってきた。各種の変数を利用してコンテンツを表示しているわけだが、これらの変数の中にはタグを表示するためのものがある。 ということは、タグへのリンクを一覧表示することが可能なわけだ。カテゴリの設定だと当然ある記事は1つのカテゴリにしか入れることができないが、タグを付けた場合、複数のカテゴリに跨った記事をひとつのタグ・グループとして分類することが可能だろう。これは辞書作りにも応用できるのではなかろうか。 具体的にどのような方法をとるか、まだ頭の中がもやもやしていてよくまとまらないが、例えばカテゴリを「蒙日辞書」と「日蒙辞書」に分け、タグをモンゴル語のアルファベット順に並べ、インデックス的に利用できるのではなかろうか。 たかがプログとはいえども、ホームページ的に利用したり、データベース代わりに利用したり、なんとかとハサミは使いようである。