コンテンツへスキップ

Category: 未分類

働きアリの法則

2010-01-28 | 未分類

最近、冠婚葬祭の準備は動かなかった者の勝ちという結論に達したが、大学のプロジェクトでもそうらしい。組織が大きくなればなるほど、指揮命令系統が複雑になり、どうしても誰かコマンド待ち状態の人が生じてしまう。もちろん本人には悪気はないのだろうし、指示もされていないのに勝手に動いてしまっては統率が乱れて大混乱に陥る恐れもある。 組織の内部で指示内容と指示内容が矛盾しないようにするためには、できる限り少人数の人が指揮を取るのが望ましいわけだが、そうすると指揮を取る役割の人に過度な負担が集中する。単に指示を出していればそれで事が足りるならばよいのだが、指示内容だけでは処理しきれない例外的な状況も当然発生するわけだから、そうするとその処理に対する指示を求めて質問のフィードバックが集中する。 しかも、下の者が必ずしも指示通りに動いてくれるかというと、そうとも限らない。やれ機械の歯車になるのは嫌だとか、ロボット扱いされただの、いろいろとうるさい事を言い出す者も必ず出てくる。そればかりか、すんなりと動いて欲しくてちょっとでもきつい事を言えば、威張り散らして態度が傲慢だなどと逆恨みされる可能性もあり得る。中には、親代わりに頼ってやっかいな人生相談まで持ちかけてくる輩もいるだろう。 組織全体の動きとして、重要度が低い物事はできる限り下のレベルの者で処理しておいて、いざ重要な事項の決定は上に立つ者が判断を下せるように、本来はアイドリング状態にしておくのが望ましいはずだ。将棋に例えて言うならば、なんでもかんでも王将を動かして解決するのはへぼ将棋だ。 しかし、人間とは本来それほど勤勉な生き物ではないようだ。ましてや大きな組織にもなると、組織内部の細かな動きが直接自分の存在に影響を及ぼす割合も下がってくるから、組織全体として辻褄さえ合っていれば、動かないで済むものは動かないでおこうという発想になるのは、まさに当然といえば当然だろう。 人間ばかりではなく、勤勉という印象の強い働きアリですらそうであるらしい。「働きアリの法則」というものがあって、働きアリの群れのうち実際に働く個体は80%にしか過ぎず、残りの20%は全く働かないのだという。しかもその働かない20%の個体を取り除いても、今度はその残りのうち働くのはやはり80%になってしまうのだという。この話は聞きかじっただけなので真偽のほどは不明だが、確かにこれは人間社会にも当てはまるような気がする。 さっき、やっと出典を見つけた。以下のファイルのpp.22-23の長谷川英祐「お利口ばっかりでも,たわけばっかりでもダメよね! ~「集団」行動の最適化~」という論文だ。怠ける個体の存在も、群れの存続のためには何らかの寄与をしている可能性があるといった興味深い議論だ。http://wwwsoc.nii.ac.jp/jes2/NL/NL43_web.pdf

アラビア語キーボード

2009-10-18 | 未分類

イスラムグッズの通販サイトを見つけた。http://islamjp.com/ アラビア語キーボードが3000円だそうだ。別に私はアラビア語ができるわけではないので、何に使うかと言われると困るのだが、ちょっと惹かれる。 他にもイスラムフルセットというものが売られている。スッジャーダ(礼拝用絨毯)、女性礼拝着、男性礼拝帽、タスビーフ(数珠)、日亜対訳コーラン、コーランCDROM、ムカッダムまたはイクロ(コーラン学習本)、アラビア語学習CDROM、キブラコンパス、小冊子『イスラーム』の10点セットで、1,1000円だそうだ。安いと言えば安いのだが、実際に使うかと言われると微妙である。いや、やはりこれは敬虔なイスラム教徒用で、私ごときがひやかし半分に買うべきものではないだろう。 しかし、セットの内容からして、敬虔なムスリムならすでに持っていそうなものばかりだ。もしかするとこれは、これから入信する日本人用に開発されたセットなのだろうか。

Google voice

2009-07-26 | 未分類

Google voiceというのが近々公開になるらしい。Google voiceの電話番号宛てにかかってきた電話を自分の自宅の電話番号、携帯電話、さらにはホテルの客室の電話にまで転送してくれるサービスらしい。フリーランサーなど、いつでも顧客から連絡がとれるようにしておきたい向きにはぴったりであろう。 また、国際電話を格安でかけることもできる。現存のSkypeよりも安い料金レートが適用されるそうだ。もしモンゴルへの通話も格安になったらありがたいのだが。 <出典>(WIRED VISIONのサイトより)http://wiredvision.jp/news/200903/2009031621.html

ひまつぶし

2009-07-20 | 未分類

土用の丑の日なので、ひつまぶしを食べました。ひまつぶしじゃないですけど。 おこと教えて欲しいです。おとこは教えてもらわなくていいですけど。 うこん色のおいしい食べ物。以下省略。 すみません、、、書いてみたかっただけです。

ねえねえ、ほらほら

2009-04-21 | 未分類

世の中には、家族の会話が減るからという理由でインターネットをやらないという家庭もあるらしい。テレビなどと違って、みんなが一斉に同じ画面を注視するわけではないので、そうなる場合もあるだろう。しかし、我が家ではナイR氏がインターネットでどっかから面白いニュースを探してきて読み上げ、一緒にゲラゲラ笑うというのが日課になっている。 どっちか一人がパソコンに向かって何か作業をしていても、しょっちゅう「ねえねえ、ほらほら」と呼びかけられて、見つけたばかりの面白いWebページを読まされる。 今日、インターネットニュースを読んでいたら、めちゃくちゃくだらなくて面白い記事が載っていたので、隣にいるナイR氏に教えようと思ったところ、逆に向こうから例によって「ねえねえ、ほらほら」と呼びかけられた。彼の画面を覗き込むと、偶然にも私が自分のパソコンで読んでいたものとまったく同じ記事であった。 え、あんまり惚気るなって?失礼しました。

世界の手抜き料理(沖縄料理編)

2009-04-15 | 未分類

沖縄にはタコライスという食べ物がある。蛸が入ったライスではなく、メキシコ料理のタコスの具をライスにトッピングした食べ物だ。材料のタコスシーズニングとサルサソースは、大きなスーパーか輸入食材店でしか手に入らないが、通販(→ こちら)でも入手することができる。ご飯を炊いておけば、盛り付けも含めて30分で出来上がる。 【タコライス】(2人分) <材料>ひき肉(合挽き)       200g油               少々タコスシーズニング    半袋(約17.5g)サルサソース(あれば)   半瓶(100g)レタス             3枚トマト             1個細切りチーズ        100g <作り方>1. レタスを千切り、トマトを角切りにする。2. フライパンに油を熱してひき肉を炒め、タコスシーズニングと水100ccを入れて5分ほど煮る。3. 深めの大皿にご飯を盛り、細切りチーズ、ひき肉、レタス、トマトを乗せる。4. サルサソースをかけて食べる。

世界の手抜き料理(ロシア料理編)

2009-04-09 | 未分類

日本ではビーフストロガノフというとハヤシライスみたいな茶色いものが多いが、ロシアのビーフストロガノフはスタメナ(サワークリーム)を使って作る白いものだ。あちこちのレシピを参照して、邪道にならない程度にレシピを簡略化してみたので紹介する。サワークリームが手に入らない場合は生クリームとレモンで代用してもよいようだ。作業時間は約30分で、ハヤシライス程度の手間で作れる。 【ビーフストロガノフ】(2人分) <材料> 牛肉切り落とし 200g 玉ねぎ      1個 マッシュルーム 半パック(5~6個) サワークリーム 半パック(50g) 小麦粉      大さじ1 コンソメ      1個半 塩コショウ    少々 油         少々 パセリ(あれば)  少々 <作り方> 1. 玉ねぎをスライスしてフライパンに油を熱して炒め、取り出しておく。 2. 牛肉をひとくち大に切って塩コショウしておく。マッシュルームはスライスする。 3. フライパンに油を熱して牛肉、マッシュルームの順に炒める。 4. 玉ねぎを戻し入れ、火をとめて小麦粉を振り入れ、軽く炒める。 5. 水400cc、コンソメを加えて5~10分煮る。 6. サワークリームを加える。 7. 皿にライスとビーフストロガノフを盛り、みじん切りにしたパセリを散らす。 なぜか牛肉と玉ねぎは別々に炒めるという記述のレシピが多く、中にはフライパンを二つ使用するなどというものもあったが、ひょっとすると牛肉→玉ねぎ→マッシュルームの順で炒めれば手順を簡略化できるかもしれない。しかし、上記のレシピで玉ねぎを弱火でフライパンにかけたまま牛肉とマッシュルームを切る作業を行えば時間の短縮になる。

世界の手抜き料理(中華料理編)

2009-04-05 | 未分類

海外の料理の中から、作るのが簡単でおいしいものを紹介する。材料は自分も目分量で作っているので適当だが、2人分を目安とした。 【トマトと卵の炒め物】 <材料> トマト  1個 卵    3個 油    少々 塩    小さじ1/2 しょうゆ 大さじ1 <作り方> ・トマトはくし切り、卵はといて塩をまぜておく。 ・フライパンに油を熱して大きめの炒り卵を作り、取り出す。 ・油を熱してトマトを炒め、醤油を加え、炒り卵を戻し入れる。 【にんにくの芽炒め】 <材料> 豚肉薄切り 200g にんにくの芽 1袋 油    少々 塩    小さじ1/2 しょうゆ 大さじ2 (あれば)五香粉 少々 <作り方> ・豚肉はひとくち大に、にんにくの芽は5cmほどに切る。 ・フライパンに油を熱して豚肉を炒め、五香粉を加える。 ・にんにくの芽を入れて炒め、塩、しょうゆを加える。 ・水を少々入れて水気がなくなるまで加熱する。

フッシュ・オア・チキン?

2009-03-05 | 未分類

紀行文というやつはどうも苦手だ。読んでいると苦痛になる。中世にモンゴルを訪問した人の記録とか、モンゴルやチベットに何年も潜伏した人の記録とか、そういったものはそれなりに読んで楽しいのだが、数泊の観光旅行の記録みたいなのを読むとうんざりしてくる。これは別に特定の作品を批判することを意図したものではないので、一般論として聞いて欲しい。 この手の紀行文は、成田空港に到着した場面でストーリーが始まるのがお決まりのパターンで、空模様がどうだったとかいう話になる。そして感動の搭乗シーンとなり、さらに機内での様子の細々とした描写に移る。大抵はフライト・アテンダントに「チキン・オア・フッシュ」と訊かれたなどという話が微に入り細に入り綴られる。そして、チキンを頼もうと思っていたのに品切れで、結局フッシュを食べたというエピソードが最高のクライマックスであるようだ。 それでもまあ、よく考えてみれば、閉鎖空間に身を置かれて食事に2つしか選択肢がないという状況は日常生活では稀なことなので、印象に残りやすいのだろう。各民族の宗教的、文化的な背景からして、チキンがタブーだという人は少ないので、選択肢のうちのひとつとして採用されやすいのだというような話は聞いたことがある。 しかし、飛行機にチベット人の御一向様が乗り込んできた場合、ちょっとやっかいなことになりそうだ。チベット人には魚を食べる習慣はない。仏教に関係があるという説もあるが、詳しい説明は省くとしよう。海外在住が長いチベット人は例外として、まず魚は食事に出さないほうが無難だ。しかも、ラサなどの都市部に住むチベット人を除いて、チキンもあまり食べる習慣はない。あるいは鳥葬の習慣に関係があるのかもしれないが、文化的なものもあるのだろう。 というわけで、チキンとフッシュしか用意していなかった場合、乗客は食事にありつくことができない。まさかそんなことは搭乗手続きの際に確認すればいいのではというツッコミが入るかもしれないが、チベットという国があるわけではないので、搭乗手続きをする際に提示されるのはあくまでも中華人民共和国のパスポートなわけだ。 チベット人が常食にしているのはヤクの肉だが、現地に行かなければ入手は難しいので、代わりにビーフ・オア・チキンにしてみたと仮定する。だがそこに、インド人御一行様がどやどやと乗り込んできたらどうなるだろう。インドには多種多様な宗教の人々がいる。私の記憶違いでなければインドのパスポートに宗教の別が明記されているわけではないので、これも蓋を開けてみるまでどんな食事を用意すればいいのか分からないはずだ。 ヒンドゥー教徒は宗教的タブーでビーフを口にすることはできない。一方、イスラム教徒はポークがタブーである。ヒンドゥー教徒ならばタブーではないが、インドでは文化的にポークを口にすることはきわめて稀だ。つまり、ビーフやポークという選択肢もあり得ない。では、マトンを用意したらどうだろう。これならばヒンドゥー教徒もイスラム教徒も文句を言わないだろう。チベット人もマトンなら大丈夫なはずだ。 だが、もっとやっかいな問題が潜んでいる。イスラム教では、厳密にいうとハラールというイスラム教の儀式にのっとって屠殺された肉しか食べてはならないことになっている。戒律を厳格に守るイスラム教徒ならばハラール肉しか口にしない。では、ハラール肉が手に入らない場合はどうするのかというと、今までに出会ったイスラム教徒を実際に観察したところ、代わりに魚を食べるなどしていた。ということは、マトン・オア・フッシュですんなり解決するだろうか。 いやしかし、インドには厳格なベジタリアンのヒンドゥー教徒も存在する。彼らは肉も魚も、人によっては卵も口にしない。では、マトン・オア・ベジタブルでどうだ。いやいや、物事はそう単純ではない。インドにはジャイナ教徒という人々もいる。彼らはほとんど全てベジタリアンなのだが、厳格なジャイナ教徒になると根菜類も食べてはいけないことになっている。つまり、同じベジタリアン食でもジャガイモを使ったコロッケなどはダメなことになる。すると、マトン・オア・豆カレーとでもいう2択に落ち着くのだろうか。イスラム教徒も、ハラール肉も魚も手に入らない場合には、最後の手段として何ヶ月も菜食を続ける場合があるという話を聞いたことがある。肉類がないとイスラム教徒的にはやや不満だろうが、ベジタリアン食で我慢してもらうしかないだろう。ともかく、これならばチベット人、厳格なイスラム教徒、厳格なヒンドゥー教徒、厳格なジャイナ教徒の全てを満足させることができそうだ。 ここにモンゴル人の御一行様が乗り込んできても何ら問題がないように思われる。モンゴル人の常食はまさにマトンである。付け加えて言うならば、モンゴル人はよっぽどのことがない限りラムを食べることはない。生育していない家畜を殺すのは不憫だというわけだ。 しかしここで、ふとやっかいなことに思い当たった。モンゴル人はインド人とは逆でスパイス類が苦手なのである。チベット人はというと、インド領内やラサなどに住む人だとスパイス類は大丈夫だが、他の地域のチベット人はあまりスパイス類は好まない。 しかも、さらにうるさいことを言うと、イスラム教徒とモンゴル人では家畜の屠殺の方法が逆である。イスラム教徒は喉を掻っ切って血を流しだすようにするのだが、チンギス・ハーンはこれを嫌った。モンゴル人は基本的に首から出血させることなく屠殺を行う。うるさいことを言うイスラム教徒とうるさいことを言うモンゴル人が同乗したら、用意したマトンによってはどちらかが食すことができないという事態も起こり得る。モンゴル人は食事に肉が入っていなかったら相当不満に思うだろう。すると、モンゴル人に合わせるならばモンゴル式のマトンを用意して、イスラム教徒は全員菜食してもらうということになるだろうか。いや、だが全てが厳格なモンゴル人やイスラム教徒とは限らない。大抵のモンゴル人にはハラール肉を食べさせても構わないと思うし、イスラム教徒でもハラール肉以外のマトンでも構わないという人はけっこういる。というわけで、結論はマトン・オア・豆カレー。スパイスの問題を忘れていたが、ガラムマサラでも食事に添えて配ってインド人に我慢してもらうしかないだろう。ともあれ、問題はうまく解決したようだ。 するとそこに、マトンも豆カレーも苦手という日本人が乗り込んできて・・・・・・。

チベット仏教による発電

2009-03-04 | 未分類

チベット仏教のお寺に行くと、マニ車というものを目にすることができる。これは何も目にするためだけのものではなくて、実際に手で触れるためのものだ。ご存知の方もいるかと思うが、マニ車には中にお経が収められており、一回まわしただけでそのお経を一回唱えたことになるという便利な代物だ。お寺に備えられているマニ車は大型のものだが、携帯用のコンパクトサイズのものもあり、チベットでは老人が片身離さず手にしていることが多い。暇さえあればマニ車を回し、せっせと功徳を積んでいる。 モンゴルではさすがに社会主義時代に仏教は禁止されていたので、四六時中マニ車を回しているような人は見かけないが、それでもガンダン寺などのお寺に行くとマニ車をせっせと回している光景を目にすることができる。 それにしても、回すだけでお経を唱えたことになるという発想はすごい。チベット仏教にはそもそも合理主義的な面があるし、便利さとスピーディーさを求めたい気持ちは人間誰でも一緒だろう。 さらに、テレビの映像で見かけたのだが、水力発電でマニ車を回しているというもっとすごいものもあった。人力で回転させなくても功徳になるらしい。その理屈で言うと、ハードディスクに経文を収めておけば、超高速で回転してくれるので、功徳を積みまくりということになる。というわけで、以下のサイトからはデジタル・マニ車をダウンロードすることができる。http://www.dharma-haven.org/tibetan/digital-wheels.htm ではいっそ、人力で回転させているマニ車に発電装置を仕組んでおいたらどうだろう。自転車の発電機などのように、回転運動を利用して電力を得られないだろうか。敬虔な仏教徒の力をもってすれば、優に一日に十数時間は回転可能だろう。得られた微々たる電力でいったい何をするのかと聞かれたら答えに困るが、電灯用ぐらいにはなるだろう。夜間、その明かりの下で仏教学の勉強でもすれば功徳も倍増だ。