昨日、伝統モンゴル語ブログで漢字とローマ字の表示テストのための記事を投稿したが、モンゴル人から「頼むから中国語は使わないでくれ」、「こんなところで漢字は見たくない」というコメントがついた。

モンゴル人の漢民族に対する感情を考えると、確かにもっともなことだ。漢字という文字や漢語という言語そのものには罪はないはずだし、そもそもモンゴルの古典『元朝秘史』はすべて漢字で書かれているので、もし『元朝秘史』の話をするならば漢字も表示されることができれば便利だと思うのだが、やはりここはモンゴル人の心情を優先的に尊重すべきだろう。

というわけで、昨日の記事は伝統モンゴル語ブログから削除した。モンゴルという国、民族、文化集団と本気でつきあうつもりなら、彼らが嫌っている集団をある程度敵に回すこともやむを得ないのだろうかといろいろ考えさせられた。