モンゴル語辞書プロジェクトの各種Webページで、デザインの統一性を持たせることにした。その一環として、CSSのみで作成したアート要素(時計、システム手帳、消しゴムなど)を開発した。

CSSアートというと装飾的で無駄なもの、という印象があるかもしれない。しかし、適切に使えば、サイトのアイデンティティを確立する有効な手段になる。画像ファイルと違い、コードで直接記述されているため、ページの読み込みも速い。

今回作成したのは、レトロな雰囲気のオフィス用品をモチーフにしたCSS要素だ。革製のシステム手帳、鉛筆、消しゴム、懐中時計など。これらはすべてCSS変数を使って統一的に管理されており、色やサイズの調整が容易だ。

同時に、プロジェクトの各種ツール(ダッシュボード、伝統モンゴル文字ビューア、データ処理ツールなど)のUIデザインも統一した。色彩スキーム(ブラウン系のグラデーション)、スペーシングシステム、カードの影、ボタンのホバー効果など、共通のデザインパターンを確立した。

特に重要だったのは、レスポンシブデザインへの対応だ。モバイル環境ではCSSアートは非表示にし、実用的な情報のみを表示するようにした。画面幅768px以下でメディアクエリが発動する設定だ。

WordPressの複数のテーマ(ブログ、辞書DB、言語学ポータル、小説翻訳サイトなど)に対して、この統一されたデザインシステムを適用することができた。共有アセットフォルダを活用することで、一箇所の変更が全サイトに反映される仕組みだ。

デザインの統一は、単に見た目を良くするだけでなく、ユーザーの認知負荷を減らし、プロジェクト全体の一貫性を高める効果がある。今後も、この方向性を維持していく予定だ。