3つの独立したGoogle Apps Scriptプロジェクトを、統合された2ファイル構造にリファクタリングした。これにより、メンテナンスが容易になり、機能の重複も解消された。

元の構造：

  • Script A：GitHub基本操作（ファイル読み書き、Issues管理）
  • Script B：Prof. Erdenebilegの同期ワークフロー
  • Script C：データブリッジ機能

各スクリプトは独立して動作していたが、共通のコード（GitHub API呼び出し、認証処理など）が重複していた。

新しい構造：

Code.gs（メインファイル）

  • doGet()：Webアプリエントリーポイント
  • API操作ルーティング
  • 共通ヘルパー関数

ProfWorkflows.gs（専門ワークフロー）

  • Prof. Erdenebileg固有の同期処理
  • ブリッジワークフロー
  • データ変換関数

この構造は、「Taavi-B Gateway」Webアプリアーキテクチャをベースにしている。すべてのAPI操作は、統一されたエントリーポイント（doGet()）を通過する。

function doGet(e) {
  const operation = e.parameter.operation;
  
  switch(operation) {
    case 'github_read':
      return handleGitHubRead(e.parameter);
    case 'github_write':
      return handleGitHubWrite(e.parameter);
    case 'prof_sync':
      return handleProfSync(e.parameter);
    case 'bridge_data':
      return handleBridgeData(e.parameter);
    default:
      return ContentService.createTextOutput(
        JSON.stringify({error: 'Unknown operation'})
      ).setMimeType(ContentService.MimeType.JSON);
  }
}

統合のメリット：

  1. コードの重複削減：GitHub API呼び出しロジックが1箇所に集約された
  2. 一貫性の向上：すべての操作が同じエラーハンドリングパターンを使用
  3. デプロイの簡素化：1つのWebアプリをデプロイするだけ
  4. Script Propertiesの統合：すべての設定が1箇所に保存される

デプロイ後の設定：

  1. Script Propertiesに以下を設定：
    • GITHUB_TOKEN：Personal Access Token
    • REPO_OWNER：リポジトリオーナー名
    • REPO_NAME：リポジトリ名
    • PROF_DRIVE_FOLDER：Prof用Driveフォルダ ID
  2. トリガーを設定：
    • 毎日午前2時：triggerDailyProfSync
    • 毎時：triggerHourlyBridge

現在、統合スクリプトは安定稼働している。3つの独立したプロジェクトの機能がすべて利用可能で、コードベースは半分以下に削減された。