共同執筆者、アルトーシ(ハンドル名)を紹介しよう。『モンゴル語の穴ぐら』のモンゴル語版ページ、”Монгол Хэлний Ичээний Нүх”では、”Монгол Хэлний Дүрэм”(モンゴル語文法)の執筆を担当する。

彼女はモンゴル国で教育マネージャーという仕事をしており、10年制学校でモンゴル語教師、区教育委員会の教育顧問の経験もある人物だ。なお、12年制に移行しつつあるが、つい最近までモンゴルは10制教育だった。義務教育が行われる機関で、日本でいう小中高校に相当する。学童向けのモンゴル語教科書を執筆して公的に採用されたこともあるという才媛だ。専門はモンゴル語言語学で、日本でいう筑波大学のような教育学の名門校、モンゴル教育大学にて修士課程を修了している。

特に、複雑なことで知られるモンゴル語の正書法のルールについて詳しく、モンゴル人の書いた数十ページに目を通して、ほんの30分のうちに数十箇所のスペルミスを発見するという驚異的なチェッカーでもある。もちろん、チェックした原稿は教養あるモンゴル人によって書かれたものなのだが、モンゴル語の正書法はそれだけ難しく、ネイティブでもスペルミスを犯し易いということだ。

さて、アルトーシは現在プログを作成中なのでここに紹介する。ブログ名は”Mongol hel”すなわちモンゴル語という意味である。現在、モンゴル語正書法の規則について執筆が進められている。

http://altush.blogspot.com/